九七式中戦車の車体をベースに製造された自走砲です。
本車は自走砲と対戦車自走砲の両方の性格を併せ持っており、正面装甲はオリジナルの九七式中戦車よりも厚い50mmとなっていました。
主砲には日本陸軍の火砲の中では比較的初速の速い九〇式野砲が採用されており、射距離500mで米軍のM4シャーマン中戦車を正面から撃破することが可能でした。
実戦では太平洋戦争末期のフィリピン防衛戦でごく少数が投入され、米軍戦車部隊を相手に敢闘しています。
オープントップタイプの自走砲のため、本キットは九〇式野砲の後部や車内の一部も再現しています。
本製品は3D出力業者により製造された3Dプリントモデルです。樹脂を積層して立体化する方式の3Dプリンタにより出力されたもののため、表面には若干積層痕が残っています。
キット種別:3Dプリントモデル
組立難易度:☆☆☆★★